学級閉鎖2日目

全く起きる気がない孝ちゃん。
「孝ちゃん・・・起きて・・・Am8：30・・・」
「・・・・」
「孝ちゃん・・・」
洗濯して掃除してもう一度
「孝ちゃん・・・起きろ！！Am9：30・・・」
「寒い・・・」と言いながらようやく起きてきた。
「学童も行かないから・・・」
学童はありがたいことにAm8：30～受け入れてくれる。が・・・「オレ、お父さんといるから・・・」

昼からは「アイスのおばあちゃん」のところに。孝ちゃんのリクエストの「北大路ビブレ」にも少し寄ってから・・・気がつけばPm16：00を回っている・・・
「孝ちゃん、雄ちゃん鍵を持ってる？」
「・・・わからん・・・」
「まずい・・・」と急いで自宅に。
玄関の自転車の横に学校のカバンと体操服が置いて・・・いやどう見ても、カバンを放っていったなぁ・・・

Pm17：30に雄祐が帰宅。
「お父さん、鍵がなかったから・・・昨日着ていたジャケットに入れたままでぇ・・・ごめんなさい・・・」
今日は先手の雄祐だった・・・
「お父さん、今日バスケットして12点入れたから・・・無茶面白いなぁバスケ・・・。オレのクラスは一人早退した。孝太のクラスだけかなぁ学級閉鎖・・・」

夕食後、久々に雄祐と二人でお風呂に。
「えぇ・・・何で入ってくるの？ゆっくりしたいのに・・・」
だんだん子どもから少年に変わろうとしている。
「雄祐、散髪しなくていい？」
「少し伸ばしたい・・・」
「ええ・・・伸ばしたいの？」
「お父さん、なんか色んなことしたいと思っている。1回テニスはしたいし、ロッククライミングもしたいし、野球は中学でもする。色々したいよ・・・」
考えてるなぁ・・・

「お父さん、宝くじは1/100の確率で当たる？」
「雄祐、そんな確率ではないなぁ・・・それなら誰でも当たるよ」
「でも買わないと当たらないよなぁ・・・」

ここ3か月は孝ちゃんを中心にみていたので雄祐には申し訳なかった。反抗期があって当然。でも一人親は一人二役をしないといけない。怒ることもなだめることも・・・子どもは、怒られてもいつしか抱きしめられると思っている。今まではそれで通用したが、5年生にもなると抱きしめるわけにもいかない。少し時間をあけてゆっくり話す。その時に本音が見える・・・。今、体も心も成長期。普通の5年生より精神年齢は高い。子どもの顔する時と少年の顔をする雄祐から目が離せない・・・。少年になる瞬間を見れそうで・・・「子育て」面白い。

　　　　　　　　





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