この記事が4000回目です

本日UPする記事が4,000回目になる。
プライベートblogをUPしたのが、妻が亡くなった2週間後の2009年2月25日からだった。
告別式の時に、妻の元同僚が「お子さんの近況を教えて欲しい」と言われ、「年賀状の
やり取りはしているが、1年に1回の報告になるな～」と思っていた。


後輩に相談すると
「blogを書きますか？」
「本もあまり読まないし、文章力はないし、何よりも継続性がないから」と言うと
「プライベートblogにしましょ。オープンにせずパスワード入れてお世話になっている方に
URLとパスワードを知らせて誤字脱字もOKですよ！！他愛のない話でいいんじゃないですか？」
と言われ始めた。

1日の終わりにblogをUPしてその日が終わる。ある友人は「奥様への報告書」と言ってくれ
た。周りは心配をしていた「子育て出来るの？料理はどうするの？学校のことは？」と。
blogを読んで私たちの日常がわかる。記事を読んでコメントをもらったり、電話をかけても
らったりする。「blogが情報の共有になっている」と言われた。


2010年11月1日に「代表取締役主夫」ですをUPした。プライベートblogとは内容が違う。
プライベートblogは完全に子どもに遺すための内容。実名ではっきりと書いている。
読めば人間関係もわかる（笑）。「代表取締役主夫」は自分たちの毎日の出来事が世の中にどんな
反響があるのかな？と思って書き始めた。なので毎日２つ記事を書いている。


2012年には関西の出版社から「本にしませんか？」とコメントでいただいた。出版社に勤務されている方がこのblogを読んで、推薦してもらったが編集長からは「内容はもっと精査しないといけませんが、父子家庭がテーマでは」と言われた。


何時か本になると思って書き続けていた。2013年10月20日に代表取締役を辞任して退職。
その日から「父子手帳　代表取締役でした」にタイトルを変更した。子どもと向き合う
ために1年間専業主夫になる。自分のことを発信したかった。沢山の方の協力があり父子家庭
支援のNPO法人京都いえのこと勉強会を設立。


毎日が悪戦苦闘だった。仕事は０からで「50歳前で仕事を辞めるって無謀だよ！！」の声が
大半。でも必ず自分たちの生き方が世の中のお役に立つと思っていた。「お金は必ず後でついて
来る」と思っていた。仕事を辞めたことで妻と向き合えた。悲しみと向き合うことが出来た。
そこからは不思議な物語が始まった。


何故かメディに取り上げられることが多くなった。講演活動も増えていく、2020年に「シングル
父さん子育て奮闘記」をぱるす出版社さんから出版。同年6月にベストファーザー賞in関西　一般
部門を受賞。Jリーグヴィッセル神戸のイニエスタ選手と一緒に受賞。まさかまさかが一杯起こる。



息子たち3人は社会人、大学生1回、中学3年生にった。孝太が18歳になると父子家庭が終了し寡夫
に名称が変わる。このblogも孝太が18歳になるまでは書き続ける。


このblogも少しは、世の中のお役に立っているのかも？毎日UPすることが私の気持ちの表出に
なりグリーフケア（悲嘆のケア）になっている。

毎日、お付き合いいただき本当にありがとうございます！！これからも書き続けます。
あと3年ですが。引き続き宜しくお願いいたします。


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