だんだん寒くなってきた。
雄祐と孝ちゃんは一緒に寝てるが、気が付くと布団を一人占めする雄祐。
「お父さん、寒いよ・・・雄ちゃん布団かけてくれない・・・」

子どもたちが学校に行ってから、「洗濯」「掃除」「衣替え」・・・未だに「衣替え」が出来てない。何処に片づけたのか?「あれ・・・あるはずなのに・・・」

整理していると「えぇ・・・あった。」サイズを見ると110㎝のTシャツの新品・・・遅かった・・・
せっかく購入したのに片づけた場所がわからず今頃出てきた・・・。蔵馬のお下がりも沢山出てきた。助かった、これで雄祐の冬物を買わずにすみそう・・・。

先輩からランチのお誘い。その前に雄祐の忘れ物「上靴」を学校まで届けた。玄関に置いてあるのに・・・忘れるなよ・・・。

ランチは「進々堂」に。「何か目が優しくなったよなぁ・・・」「挨拶回りしてても言われましたよ。やっぱり闘争心の牙を抜かれましたよね・・・。完全に主夫の目です。」

Pm15:30に「ただいま・・・」と孝ちゃんが帰ってきた。
「あれ・・学童は?」
「行ってないよ・・・集団下校で帰ってきた」
「まじでぇ・・・学童の先生に言ってきたの?」
「・・・言ってない・・・」

本当に違う孝ちゃん。よくよく考えると学校から帰り「ただいま・・・」と今まで言ったことがない・・・いや言う相手がいなかった・・・。雄祐も孝ちゃんも何処か違う・・・家にいるということは、子どもたちにとって「安心感」があるようだ。「明日も集団下校で帰ります・・・」




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