中途半端な天気の京都
「孝ちゃん、傘を大事にしてください!!」
「わかったよ!!潰さないよ!!」と言って家を出た。

雄祐は時間割も出来なかったのに、5年生~は前夜に
する。「お父さん当然!!」

雄祐は反抗期なのだが、この1年で落ち着いた。
なんと表現していいのかわからないが、違う、本当に違う。

退職する時に、孝ちゃんのことが気になった。「淋しいシグナル」が
出ていた。蔵馬、雄祐とは違う・・・母親を覚えていない。
どうも孝ちゃんだけが違った。しかし・・・しかし・・・
「お父さん、孝太いいよなぁ・・・オレ2年生~ずっ~と一人やったから。
野球も行ってたけど、家に帰っても誰もいなかったし!!」
その言葉が頭から離れない・・・

自然とじっかりする。いや気持ちが強いところもあるからだと思う。
春から中学生。本当に中学生か・・・
育っただけ、育ててもらった雄祐に。本当にお兄ちゃんになったよなぁ!!

卒業式の「謝辞」泣かずに読んで送り出すよ!!

  


にほんブログ村