いよいよ最後の大会に挑む長男蔵馬。13日(月)が全国高等学校野球選手権京都大会1回戦。1回戦突破してくれれば、2回戦は観戦に行ける。思えば大好きな野球を小学4年のシーズンで辞めた。4番でサードだった。大好きなお母さんと話し合い中学受験することに。大好きな野球を取り上げると性格が変わった。一切野球のTVを観なくなったし弟をいじめるようになった。「甲子園に観戦に行く?」「お父さん、オレは野球がしたい!!」と本音をポロリ・・・。週に3日塾に通う。しかし5年の3学期に大好きなお母さんは逝ってしまった。棺に「勉強をして〇〇中学に合格します!!」と手紙を入れた。長男の最後の優しさだった。6年生から、友人が通う進学塾に行く手続きを妻はしていた。退部した少年野球の監督からは「戻って来なさい!!」と。本人、迷いに迷った。「自分で決めればいいよ・・・」と伝えた1週間後「お父さん、塾に断りに行くから付いてきて」。行くと塾の先生が「先生ではなく、お母さんの立場で話しますね。野球に戻りなさい。亡くなられたお母さんもそう思っておられると思う。思う存分大好きな野球して!!と言っておられると思います」その言葉が傷ついていた心にスイッチが入った。6年生で野球に復帰。受験せず地元中学の野球部に。中学3年では主将で4番キャッチャー。最後の大会はミラクルベスト16に。弱小チームが、あとアウト2つとれば市内ベスト8だった。そして高校は私と妻の母校に入学。最終学年になり控えのキャッチャー。「レギュラー奪取しろよ!」「お父さん、レギュラーでなくていい、このチームでいることで十分だから・・・」の返答に言葉はなかった。小学、中学とも4番。それが一転控え・・・どんな気持ちなのか・・・。先日、練習試合を観戦に行くとリリーフキャッチャーの役目のようだ。「最後オレがマスクをかぶって締めるから」。何かたくましくなった蔵馬。京都では弱小のチーム。でも中学と同じ匂いがする。ミラクルでベスト16に行きそうな感じがする。試合前は必ず仏壇に手を合わせ「さぁ、行くわぁ!!」と家を出る。悔いない夏の大会になるよう祈る!!頑張れ蔵馬!!




  


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