「大文字の送り火で夏が終わる」と小さい頃母親に教わった。
そんな話を孝太にすると
「夏休みまだあるよ!!」と言われる(笑)
「おとうさん、亡くなった人がお盆に天国から帰り、
大文字の送り火で天国に帰るの?」と
「そうかなぁ・・・」
「じゃあお母さんが帰ってきてた?」と小さい頃に言われた。

小さいころから大文字の送り火は必ず観に行っていた。
しかし妻が亡くなってからは足が進まない。
「一度天国に行って、戻ってきて私の横にいる」と思っている。
人それぞれの想いがあるので。
「孝太、大文字行く?」
「行かないよ!!」
京都の夏は大文字で終わるが、孝太の夏休みまだ終わらない。


  


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