感想をいただきました。

【感想】
この本は悲しみだけのガンの闘病記ではありません。
妻が残した深い愛と、その愛に今も包まれている家族。夫と子供たちが毎日生きることに奮闘する、家族の成長記録です。
また、この本の中で知るのは、母子家庭とは大きく異なる父子家庭への世間の理解のなさでもあります。
「父親がいるのだから収入は問題ないだろう」
「いえのことや子育てなんて、仕事に比べたら大したことではないだろう」
「いつまで妻の死を引きずっているんだ」という、世間の無理解。
その現状を打破すべく、無理解に真っ正面から立ち向かっていくシングル父さんの無謀なほどの熱さに、胸を掴まれるような思いがします。
加えて、大切な人を亡くした人の心のケアであるグリーフケアについても触れている内容は、家族を亡くした多くの人に共感できる内容なのではないかと思います。


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