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経験したことしかお伝え出来ませんが。

本人たちは悪気がない、けれども遺族にとっては傷つく言葉。「悪気がない」
そう悪気はないのです。多くの人は私たち家族(遺族)のためにと思って声を
かけてもらいました。しかし、その言葉が、私たち家族(遺族)をさらに深く
傷つけることもありましたね。

妻が亡くなり13年経過したのでどんな言葉も受け止められるよになっていますが、
流石に「は?」と思う言葉はありました。告別式で「新しい奥さんを早く見つけ
てね」と義理姉に言われた時は「え?かける言葉がないからそれを言うの?」。
妻の友人からは「天国で幸せになってと思っているから早くパートナーを見つけて」
と。しかし妻の親友は「絶対にそんなことを想ってない!」に頷く。死別父子には再婚
を進める方は多いのです。

孝太が小さい時に婚活も考えたのだが
「誰のために結婚されます?お子さんためならNGですよ!ご自身のためなら応援
します」とベテランのママ友に言われた。なるほど!NGだと思った。

距離感の近い方に「何時まで引きずっている!!」は完全にNGだった。
信頼関係は崩れ代表取締役を辞任して会社を辞めた。言ったご本人には悪気がな
いのです。今の時代なら完全にグリーフハラスメントになる!!

遺族の方は私のような経験をされている方は実は多い。しかし声を上げられないので
遺族に対してどんな言葉がNGかわからない。「悪気がない」は厄介である。
経験したからこそ発することが出来る。同じ想いの人が少しでも楽になればと思う。
そんな経験が役に立っている。来月に上智大学グリーフケア研究所人材養成講座グリー
フケア援助論に非常勤講師として登壇する。遺族からのメッセージを。



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