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一気に寒くなった。風邪で体調は崩れていたがようやく戻ってきた感じ。
孝太は咳が酷く「病院に行くので遅刻すると学校に電話して」と。

9時に病院に行く孝太。LINEで確認するが既読がつかない。
10時に自宅に電話をすると
「コロナではなかった。風邪なんやけどおとうさんの風邪のウィルスとは違う
のに感染していた」と言う。
「今から学校へ行くから」と言って登校した。

仕事が終わり帰宅すると
「おとうさん、本読んだよ」
「？」
「おとうさん本を初めて読んだ」
「シングル父さん子育て奮闘記？」
「病院の待合室に置いてあったので」

ここから質問攻め。
「オレとク～ちゃんの命名のことは書いてあるけど
雄ちゃんはお母さんが命名したの？」
「オレが生まれた時はどんな気持ちだった？」
「お母さん、女の子が欲しかった？」

三兄弟、本を読んでないと思う（笑）。まぁそんなものだと思う。
孝太と話をしていると
「クラスでオレのお母さんが亡くなったことを知ってる人は野球部の友達
だけだと思う」
「言ってないの？」
「聴かれると言うけど、みんなお母さんがいると思っているから。
2冊目書いてるの？」
「書いているけどまだA4で60枚かな。全然進まない」
「何枚書くの？」
「300枚ぐらいかな？」
「いつに書いているの？」
「楽しみにしておいて。孝太のことも一杯書いてるから」


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