5月17日は年に1回、非常勤講師として上智大学グリーフケア研究所
人材養成講座に登壇する日。今年で7回目の登壇。

どんな講演でも登壇前は緊張してお腹が痛くなる。上智大学グリーフケア研究所
の登壇は特にお腹が痛くなる。無茶苦茶緊張をする。

妻を亡くした数か月後に「心のケア」が必要だと思った。
心のケアが出来ないのに前に進めないと思っていた。しかし心のケアが何なのか
がわかっていなかった。メンタルクリニックに行った。「泣いてないでしょ、泣いてください。
気持ちの表出をしてください」と言われた。

小学校のママ友からグリーフケアを教わった。「心のケアはグリーフケアだった」と
知ったのは妻が亡くなって5年が経過した頃だった。


【グリーフケア】
身近な人との死別を経験し、悲嘆に暮れる人をそばで支援することで、悲しみから立ち
直れるようにすること。グリーフ(grief)とは、深い悲しみを意味する。

14年前はグリーフケアはあまり知られていなかったのか?
もっと早くに出会えばよかったと思った。今は自分の経験がグリーフケアに繋がる。

私のように悲しむ時間がなく、仕事、家事、子育てに追われると心はやられる。
廻りも気づいていなかった。心がやられていることを。

そんな私が、上智大学グリーフケア研究所人材養成講座で登壇する。
私の経験が少しでもお役に立つと思う。


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