博多での講演の疲れがまだあるのか身体がだるく感じる。

最近講演でグリーフケアの話をすることが多くなってきた。
悲嘆のケアの話である。自分は遺族として経験したことを伝える。

悲しみは人それぞれに形が違う。最初のお断りをする。
「自分の経験しかお伝え出来ないので。決して答えではありません、
しかしヒントにはなると思います」と。

大学の先生が机上で伝えるのとは違う、経験したことをリアリティに伝える。
そんな話が一番印象に残るとも言われる。
以前取材を受けた時に
「今現在どのような心境でおられますか?」には
「何時か誰もが通る道をお先にいってます」と答えたことがあった。

「何時まで引きずっている」の一言で人間関係は崩壊した私。今なら完全にグリー
フハラスメントになる。SNSで繫がった友人からは
「全然前に進んでないですね。未だに奥さんを追っかけてますよ」と批判めいた文面が来る。

はぁ~とため息しか出ない。「理解してから友人になってよ」と思う。
最近悪気のない言葉がナイフに変わる。悪気のない言葉が一番厄介。

私の周りもパートナーを亡くされる方が増えてきた。私と同じ遺族になられる。
かける言葉、態度、その方との距離感。色んなことを感じながら悲しみと共に生きる。
私のようにグリーフハラスメントで人間関係が壊れないことだけは望む。


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