妻の15回目の命日。
雄祐と一緒にお墓参りに。雄祐にとっては慣れたもの。
掃除にお花、ろうそくに火をつけて線香をあげる。
母親の好きだったカフェオーレも供える。手を合わせ何かを願うのか
報告をしているのか?
「お母さんまた来るね」

お世話になっている妻の友人、ママ友に報告をする。
15年前の3兄弟の写真と先日撮った三兄弟の写真を。
「大きくなりましたね。みんな成長しました。おとうさんも成長しました」
その通りだと思う。

まさかの別れから15年が経過。友人、ママ友は衝撃だったと言われる。
「え?嘘でしょう!」「受け止めることが出来ません」。

悲しむことも出来ずに明日明日の毎日が始まった私たち。沢山の方にご心配をおかけした。
会社をはじめ、友人や妻が遺してくれた繋がりに救われた。お世話になっている方々に子ども
達の成長を共有する。ある方は「自分の子どもの成長を見るようだ」と言われる。孝太が高校
を卒業するまでは共有をする。

「子ども達から息子達に変わりましたね」笑顔がなかった15年前。現在の写真は笑顔で
溢れている。息子たちの本音は聴いていない。普通に母親の話しが出来るまでになった。
悲しみと共に生きているが、いつも笑顔は絶えない息子たち。



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