2月15日は妻の15回目の命日、そして主夫16年生が始まった。

15年前は寒かった。癌を宣告された12日後に亡くなるとは誰も思っていなかった。
息子たちは母親と最後に逢ったのが2月5日。転院する前に一度自宅に帰り1時間だけ
母親と話をした。
長男は記憶にある。雄祐も薄っすら覚えている感じ。孝太は記憶にない。

人生で最大の悲しみで。そして息子たち3人の子育て、家事が始る。人生最大の
の挑戦が始まった日でもあった。

あれから15年。
「早いね。息子たちも成長したしよく頑張ったよね。誰もが出来るの?大丈夫か?
と思っていた。孝太くんが高校を卒業すると一区切りだよ」と言ってくれる。

人生は180度変わってしまった。会社オーナーからの叱咤激励、悪気のない言葉は
グリーフハラスメントで人間関係崩れ社長を辞任し退職。1年間専業主夫をして
息子たちと向き合った。1年間専業主夫をしたことで料理、家事が出来るようになる。
そして妻と向き合える時間が出来てようやく心の底から泣けた。そしてグリーフケア
(悲嘆のケア)と出逢い、遺族と出逢うことで心が癒されていく。

主夫をして妻の大変さに気づいた。母親は自分事を差し置いて子どもを優先する。
そして家事には終わりがないと気づく。子育ては親育てで、育児は育自とママ友から
教わる。体力の子育てから知恵の子育てに変化し反抗期とも対峙する。

15年間主夫をしていっぱい学んだ。子育ても後1年1か月で一区切り。振り返ると全てが
笑い話になる。

昨年末に長男が結婚したことで家族が増えた。この春からは雄祐が大学4回になり就活。
孝太は高校3年生になる。妻が経験していない結婚、今後は孫も生まれるだろう。主夫
16年生を楽しみます。



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