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1月16日が母親(おばあちゃん)の3回目の命日。1日早いが家族全員でお墓参りに。
孝太にとっては母親の記憶よりおばあちゃんの記憶が鮮明に残る。
「お母さんの記憶はないけど、おばあちゃんのことは覚えている」。

お風呂の中で心タンポナーデで亡くなったので急だった。
毎晩、電話をしていた孝太はその日に限って電話をしなかった。
亡くなった16日におばあちゃんの家に行く予定だった雄祐。二人は無茶後悔をしていた。
高知にいた長男は告別式が終わり高知に帰るとポストに不在通知が。
「おばあちゃんから荷物が届いてたのでビックリした」。

あれから3年。「早いね~」と三兄弟は口を揃えて言う。
母親の時と違うグリーフ。普通に話をする。悲しいのは悲しいのだが笑いがいつも起こる。
全員に共通するのが「まだおばあちゃんいるね」と言う。

来月15日が母親の14回目の命日。毎年のことだが2月になると少し辛い時期に入る。
「お母さんのことを覚えている?」
「ぼんやり」と雄祐は言う。
月日が流れると母親の記憶は薄れていくのかな~。

悲嘆も親の想いと子どもの想いが違うと改めて感じる。
想いは違うけれど、悲しみと共に生きている。



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