1年が経過するのが早かった。
「早いね、孝太くん高校2年生ですか?」
「そうなんですよ」と近所の方に声をかけられる。
久々に長男と遊ぶ孝太。
「背が伸びた?」
「たぶん伸びている」
身体は大きくなるのだが、心は追いついていない。
「大学に行くの?」
「行きたいけど、もっと勉強をしないと無理」
「勉強をすれば」
「・・・する」
まだ将来が見えていない。何がしたいのか?よくわからない。
長男も高校2年生ではぼんやりだった。雄祐は全く見えていなかった。
兄二人は、漠然としていたが徐々に見えて行った感じだった。
雄祐は高校2年生の段階で大学進学を口にしていなかった。料理の専門学校に
進みたいと担任には伝えていた。それが何故か大学に進学する。
他人と比較しても仕方ないのだが、SNSで色んな情報を簡単に手に入れることが
出来る。何処かのタイミングで感じることがあると思う。
親が「どうするの?」と聴くのもどうかと思う。特に孝太は聴けば聴くほど
ごまかすので・・・。
高校生活で2年生が一番楽しいと思う。どんな1年間を過ごすのだろうか?
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「早いね、孝太くん高校2年生ですか?」
「そうなんですよ」と近所の方に声をかけられる。
久々に長男と遊ぶ孝太。
「背が伸びた?」
「たぶん伸びている」
身体は大きくなるのだが、心は追いついていない。
「大学に行くの?」
「行きたいけど、もっと勉強をしないと無理」
「勉強をすれば」
「・・・する」
まだ将来が見えていない。何がしたいのか?よくわからない。
長男も高校2年生ではぼんやりだった。雄祐は全く見えていなかった。
兄二人は、漠然としていたが徐々に見えて行った感じだった。
雄祐は高校2年生の段階で大学進学を口にしていなかった。料理の専門学校に
進みたいと担任には伝えていた。それが何故か大学に進学する。
他人と比較しても仕方ないのだが、SNSで色んな情報を簡単に手に入れることが
出来る。何処かのタイミングで感じることがあると思う。
親が「どうするの?」と聴くのもどうかと思う。特に孝太は聴けば聴くほど
ごまかすので・・・。
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