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成長期は急にくるのか?背が伸びている孝太。
「雄ちゃんに近づいてきた?」
「もう少しかな?」

13回忌が近づいてきた。何年経ってもフラッシュバックする。

グリーフケア(悲嘆のケア)と出逢ったことで、同じ遺族の方と繫がった。
「遺族の会に行けば」と言われたことがあったが「誰が遺族?」と思って
いた。妻はいないけれど妻が亡くなったことを受け止められなかった。
「悲しみは乗り越えれる!」「試練は乗り越える人間しか神は試練を与えない」
と言われたけれど、「悲しみは乗り越えれない!」「試練なんていらい!!」と
思った。グリーフケアで「悲しみは乗り越えなくていい、抱いたままでいい」と
言われた。悲しみは人それぞれ形が違うと言われ少し気が楽なった。

長男が高校2年、雄祐が6年生、孝太が2年生になった。長男は高校受験をなんなく
クリアした。好きな野球を高校でも続け雄祐も少年野球をする。雄祐が卒団する
前になんと孝太も少年野球に入団。三兄弟が野球少年になった。

自分の経験を発信したかった。「NPO法人設立すれば?」と先輩に進められるが
どうして進めいけばいいのか分らないが、沢山の方の協力をいただき進んでいく。
2014年1月に先輩に講演する場を提供いただいた。2014年3月に宮城県の友人に
招聘され初めて講演料をいただいた。「このお話はきっと人の役に立つますよ!」と
ご年配の女性から感想をいただいた。

自分の経験しか発信できないのだが、妻を亡くした男性のリアルな子育てに泣き笑。
ママ友に教わった子育ては親育て、育児は育自に頷き毎日が勉強だと思う。そして
毎日がドラマと思うと全てがポジティブに変わって行く。

親目線も大事だが子ども目線はもっと大事だと、母子家庭で育った知人の女性にアド
バイスをいただく。「私は母親に沢山与えてもらったけれど、母親は仕事仕事の毎日。
ありがたいと今では思うけれど当時は傍にいて欲しかった。それが一番の望でした」と。
家族にはそれぞれ形はあるけれど「子ども目線で育ててくださいね!!」と釘を刺された。

2014年11月に父子家庭支援のNPO法人京都いえのこと勉強会を設立。そしてまさかの
まさかの上智大学グリーフケア研究所の先生と繋がる。長男は大学受験を迎える。
子どもの人生を左右する受験に親子で向き合うことになる。


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