子育て終わっても悩む

17歳になった孝太はいかにも高校2年生て感じ。
文化祭も楽しく過ごしていた。
「おとうさん、友達にこんなことがあって・・・」と楽しいことは
日常に会話の中に出てくる。楽しいのが何より。

突然
「こんなに父親と話す高校生はいないから」と言う。
まぁそうかもしれないのだが、それも仕方がない。
以前所属していた野球部のチームメイトとその他数人しか
母親と死別したことを知らないと言う。孝太に任せているのだが
敢えて、母親と死別したことは言わなくていいのかもしれない。
逆にこんなに明るい孝太がお母さんと死別、それも2歳で・・・。
みんなびっくりするだろうと思う。

子育ての答えなのか、伝えてきたことが出来ていないと
「え？ちゃんと教えてきたのに！」と思う。

大事なことはアナログ。せめて電話で伝えないと。何でもSNSはNGだよ！
と孝太には伝える。

便利なツールがありすぎて、大事なこともついつい省略される。
仕事でも同じ。「何でも当たり前ではないから」と思う。
お礼が言えない。お詫びが言えない。「え？自分の子どもの何を教えるの？」

最近、公私ともストレスがMAXである。



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17歳になりました

10月22日は孝太の17回目の誕生日。

2歳で母親を亡くして、そこからほぼワンオペの子育て。
母親がいないと気づいたのは保育園に行っていた4歳ごろだったと言う。
「え？何故オレはお母さんが迎えに来ない？」と気づいたと言う。

母親の匂いや温もりを知らない。寝かしつける時はいつも私に背中をポンポンと
軽くたたいてもらい寝ていた。コロナ禍で学校が休校になり生活リズムが狂う。
「おとうさん寝れない」と言う時は背中をポンポンと軽くたたくと寝る。

起きる時も私の声で起きるのが習慣になり、スマホのアラームで起きない。
私の出勤時間が早い時が一番心配。電話、LINE電話でも起きない。そんな時は
自宅電話の留守番電話のメッセージに「孝太！孝太！」と叫んで一度電話を切り
スマホに電話すると「おはよう」と起きる孝太。
これって母親と子どもの繋がりだと思ってしまう。

「元気で生きて！！」と思って育ててきた。そんな孝太が17歳。来年は成人になる。
あと何年一緒にいれるのだろうか？どんな未来が待っているのだろうか？
誕生日おめでとう！！


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テスト終了

昨日でテスト終了！！
「テスト出来たの？」
「まぁ・・・」

テーブルの上には三者懇談会の案内が。
「提出は19日だよ」
いつもぎりぎり・・・・。

他校に進学した友達は修学旅行でアメリカサンフランシスコに。
「修学旅行がアメリカ？まじか？」
オレは3月に北海道とぼやく孝太。
円安のアメリカに修学旅行て凄いね。いくら私学でも凄いわ。

最近、消耗品にお金がかかる。
「ローファー潰れてない？」
「だめかも」

「シャツもくたびれてきてるよ」
「たぶん」

仕方ないのだが、お金ばかり出て行く。
あぁ～とため息ばかり。




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誕プレ

中間テスト期間中の孝太。
テスト終了後に勉強をしに行く。帰宅が21:00頃になる。
「勉強をしたの？」
「してるよ！」

夕食を食べて、お風呂に入りゆっくりする。いやゆっくりしすぎ。
「大丈夫？」
「大丈夫！」
孝太の大丈夫はやばい（笑）


「おとうさん、今度の日曜が誕生日だけど」
「？」
「誕プレは？」
「？」
「え？」

雄祐は食事に行こうと言ってくれる。
「オレ出すから」バイトで稼いだお金。

孝太は煮え切らない。
「何処に行くの？雄祐が聴いているよ」
「・・・・」
どうも食事よりもプレゼントがいいよう感じがする。

優しい雄祐。長男は「ごめん、お金がないから今年はなしでお願いします」と。
「え？まじか」と嘆く孝太。

22日の京都は時代まつりが開催される。また鞍馬の火祭も開催される。
「おとうさん、祭りだけじゃなくイチローととんねるずの石橋も同じ誕生日だし」

テストよりも誕プレが優先している（笑）


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夕食に5合か・・・

久々に4人で食事。4人と言っても時間差で4人。

長男のリクエストでそぼろ丼と鶏の手羽先、水菜のサラダ。
「おとうさん、ご飯を沢山食べていい？」
「いいけど、お兄ちゃん二人いるから考えて食べてね」
「了解」と言う孝太。返事はいいのだが丼鉢に沢山ご飯を盛る。
「え？食べ過ぎだって」
「・・・」

3合では足りない。久々に5合が必要になる。
大皿に盛るとまずい。必要な量だけ取る。孝太は自分が必要な量を取り、
残りを半分にする。
「それっておかしいよ！自分だけとりすぎだよ！」
「速いもの勝で（笑）」

三兄弟とも完食なのだが、まだ満足していない。
夜中に何かを食べる雄祐。孝太は寝る前に玉子スープを作る。

筋トレをしているから炭水化物は控えると言うのだが・・・。
お腹が減るとそんなの関係ない！


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還暦からの逆襲？

手相や占いはあまり興味がなかったのだが、妻が亡くなる1年前に
二人でスピリチュアル体験してから興味を持つようになった。

他人から見れば順風満帆だったと言われた人生がまさかの展開に。
それから14年が経過。今月の20日で前職を代表取締役を辞めて10年を迎える。

占いでは大器晩成と言われる。「う？大器晩成って何歳から（笑）還暦から？」
昨年から左手に星マークが現れる。最近二つ目の星マークを発見。ネットで調べると
金運が上昇する？まじか・・・。

「シングル父さん子育て奮闘記」を出版して4年が経過する。
「第2弾は何時頃ですか？」と聴かれることも多いのだが、なかなか進まない。
A４でようやく105枚。まだ時間がかかりそうである。
「タイトルはどうされるのですか？還暦からの逆襲？」
それ面白いですね！！

やることが一杯あるのと、突然来るメニエール。前回の執筆よりハードルは高いが
書き上げます！！


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返信不要メール

勤務先の同じ部署に子育て中のママが3人。
子育てのことが会話の中に出てくる。
「どう思います？うちの長男？」
「そんなの我が家の次男、三男はもっと強烈です（笑）」
毎日、子育て中のママと仕事をするとこちらも勉強になる。

先日、情熱大陸に俳優寺島しのぶさんが。
番組のエンディングは舞台終わりの楽屋
「・・・今日は父の誕生日だし、これから息子がキャンプから帰ってくるし、
みんなはこれから役者さんは、二役も三役やるでしょ、これから私は母親の
役に戻る」と言われていた。

思わず「これこれ、仕事と子育てを両立しているお母さんの気持ち！」と思った。
子育て中のお母さんは仕事が終わるとお母さんに戻るのです。
世の男性は理解が出来ない人が多い！

20:00すぎた頃にグループLINEが流れる。返信不要と書いて。
「これ、絶対にママは怒ってるだろうな」と思ってしまう。どうしても緊急の
ことなら仕方ないが、明日でもいいような内容なら明日でいいのでは」と思う。
家に帰ればお母さんで、ONとOFFを分けないと「え？まだ仕事？」と思うだろう。

こんな話を知り合いの女性に話すと「え？私、やってます。反省です」と言われた。
「返信不要メール使ってます」その女性は役職が付いた方だった。

なんでもかんでも「返信不要メール」を付けるのはどうなんだろうか？
ワークライフバランス・働き方改革と言われる中、違和感を感じる
「返信不要メール」。


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今出来ることをやる

今月の22日で17歳になる孝太。
職場では
「え？17歳ですか？初めてお逢いしたのが12歳だったと思います。
2歳から育てて来られてどんな感じですか？」
「う～ん、2歳から育てているから自分が完全に母親になっている感じ。
長男と雄祐とはまた違うかな？」
「将来は何になってもらいたいですか？」
「何でもいいんだけ、人の役に立って欲しいかな。
今出来ることの積み重ねが大事なので、早く理解して欲しい」


孝太から
「おとうさん、12月で還暦？」
「そうだよ」
「お母さんは？」
「同級生だけど、早生まれなので来年還暦かな」
たまにしか母親の話しをしない。
「だって、記憶がないから」

楽しくて浮かれて、はじける時もある17歳。
親としては実体験しか伝えられない。とんでもないことをやるかも
しれないが、日頃の準備が大事。
「今出来ることの積み重ねだよ！！」


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いつまでもあると思うな親、金、妻

先日、先輩からの依頼で某会で講演をさせてもらった。
参加者は年齢は40歳～80歳まで男性。

私よりも高齢の方の前で講演すると
「大変やったんやね」「私ならベビィシッターを雇うけど」とか。
酷い方は「再婚すれば済んだ話じゃないの」と言われたりする。
感想はまちまちである。ご自身の息子に置き換えられる方もおられる。
「結構きついね。孫がたいへん」「家事は一緒にしないと」と。
私としてはご自身の息子さんに置き換えて聴いていただくのが一番理解
しやすいと思う。

ついつい男性は自分が妻より先に亡くなると思っている。そんな思いで
過ごしていると、急に妻が亡くなった時は本当に大変。最近スパーで
高齢の方がお惣菜を1品2品購入される方がおられる。
「奥さん、おられない一人暮らし」と勝手に思ってしまう。
高齢で妻に先立たれると何も出来ないだろうな。子育てをしていたから
子どもをの成長を楽しみに毎日を過ごせたし、逆にありがたかったと思う。

先日の講演後に「いつまでもあると思うな、親、金そして妻ですよ」と伝えた。
「今日の話を聴いてそう思いました」と言われていた。


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コミュニ―ケーションは大事

最近、いやずっと前からコミュニケーションは大事だと思っていた。
職場でもコミュニケーションが上手く取れない社員は沢山いる。

私がいる部署は子育てしているママが多い。
「仕事をするにおいてコミュニケーションは大事ですよね。
会社のコミュニケーションを取れない人は、自宅でもコミュニケーション
取れないのでしょうか？」とも言われる。

雄祐、孝太は大人と上手くコミュニケーションが取れると言われる。
母親が亡くなり、いつも周りには私の友人や妻の友人がいた
ので緊張せず普通に大人とコミュニケーションが取れる。

長男が社会人になった時に
「無茶苦茶、職場の方に大事にされる」と言う。
「？」
「新人だけど、普通に話が出来ると言われた」
「小さい頃から、大人に中にいたからだと思うよ」
「同期でコミュニケーションが取れないやついるから大変」

私の友人が息子たちに
「いい大学を出ていい会社に入社しても、コミュニケーションが取れないと
上手くいかないよ」と言ってくれたことがあった。

今、職場にコミュニケーションが取れない男性社員は四苦八苦している。


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今月で17歳

急に寒くなる京都。夜はフリースのブランケットでは寒い。
それでもTシャツ短パンで寝る孝太。
「風邪を引くから長袖を着てよ」
「大丈夫！」

10月22日が孝太の17歳の誕生日になる。
「誕プレいる？」
「え？いるに決まってるやん！」

テストも近づいてきたし、その後に文化祭もある。
「落ちついて勉強をしなさいよ」
「わかってるよ！」

毎日楽しそうに学校に行くのはいいのだが勉強してるの？
今日も何処で勉強をいてる・・・。


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友達が韓国へ

10月に突入した。
買物行くとビックリする事の連発。
全部値上がりしてますよ！！と言いたくなる。九条ネギが298円て？
先月まで198円だったのに？
食パンも180円代が210円代になってるやん！！
小松菜も198円が普通の価格になってる！！と嘆く主夫。

孝太が
「おとうさん、友達のおばあちゃんにあった？あんた三番目か？
私の孫、学校辞めて韓国に行った。芸能事務所に入るみたいて
言われた」
「え？ほんま」
「本当」

無茶、可愛いい顔をしていた。中学時代からダンスをしていたと孝太は言う。
SNSでも発信していたようだ。
「ついに行きましたか？」て感じ。17歳で自分の夢に突き進んでいった孝太の友達。

「孝太？モデルになるか？」
「え・・・」


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